ジャパタクのドアの閉まる速度が変わってます

ジャパンタクシー スライドドアスイッチの写真
ジャパンタクシー スライドドアスイッチ

コンフォート系の自動ドアは、レバーを操作する人の力が動力でしたが、JPN TAXIには電動スライドドアが採用されています。
発売当初からいろいろな問題を指摘されてきたジャパタクですが、その一つにスライドドアの閉まるスピードがありました。

タクシードライバーからすると、ドアが完全に閉まり切るのを待っていると「早く行け!」と怒鳴られ、閉まる前に動き出せば「ドアが開いたまま走って怖い!」と怒られ、車内の空気を読んで柔軟に対応するしかない、困った部分です。
「もう少し早くドアが動いてくれたら…」良いのですが、発売から1年が過ぎ、早くもマイナーチェンジを終えた新型は仕様が変わっていました。

電動スライドドアは、通常ボタン操作をしてから0.5秒後に動き出す設計で、これは肘が当たったなどドライバーの誤操作ではなく、意図して閉じる操作をしていることを確認するのに要する時間です。
新型では、この判断時間をカットして時間短縮しているので、即座に締まり始めます。
誤ってボタンに触れてしまう誤操作や、気が焦ってフライングすれば、お客様にドアが衝突してしまい大問題、クレーム苦情は避けられないでしょうから、しっかりと後ろを振り返り、 お客様の身体が完全に車内にあることを目視確認してからボタンを操作することがより重要になりました。

もう一つ、ドアは一定のスピードで動いているのではなく、閉じきる直前にスピードが極端に遅くなって、挟み込み事故を防止するようになっていますが、この減速を止めて0.5秒を短縮しています。

0.5秒+0.5秒で1秒の短縮、プロ仕様の電動スライドドアが搭載され、スロープも改良された新型ジャパンタクシーの納車が始まりました。
納車済みの車両も、コンピュータの設定でプロ仕様に変更されます。
トヨタ自動車さんとしても、安全面を考えた設定を無にするには難しい判断があったと思いますが、使用する我々は苦渋の決断を理解しつつ、営業車であるタクシーだけのスライドドアを使いこなす必要があります。(自家用車にも同じ改造ができないかといえば、応じられないことは言うまでもないでしょう)

それにしても、 国内のタクシーがすべて JPN TAXI になったとしても20万台そこそこの市場規模で、トヨタ自動車さんは良く対応していただけていると感謝します。
過去には、昭和53年排ガス規制で身障者用にタクシー改造が出来なくなった時、専用車を特別に作っていただいたこともあり、儲けを度外視してでも対応いただいているところが素晴らしいです。